僕の耳に響く“普通”の音と,声(宮崎市立青島中学校:学生I)

シリーズ2:面白人にインタビュー, スクールコース, 編集の教室, 青島中学校

僕には、聴覚過敏があります。

技術の時間に金槌を使った作業があります。僕はその作業が大の苦手です。いつもやりたい人だけがやれば良いのにと思ってしまいます。花火は好きだけど、打ち上げ花火は苦手で、電車の音、自分が集中している時の周りの音、赤ちゃんの泣き声、機械音、怒鳴り声…など、自分が“普通”に生活をしているだけで不便に思う事が沢山あります。ダメだと分かっていても、人の声に対して耳を塞いでしまったり、音に過剰に反応して周りの人を不快な気持ちにさせてしまう事があります。 

そんな僕が「面白人」のインタビューのためにホームページを見ていた時、ふと目にとまったものがありました。それは、『12歳で起業。現在は“感覚過敏”に向き合い、「今」を諦めない多様性社会をめざす』で、僕との感覚過敏という共通点があったので、面白人のインタビューを加藤路瑛さんにしました。

僕の加藤さんへの第一印象は【真面目で、社長というくらいだから、少し堅苦しい方】という印象でした。でも実際は、僕がインタビューで言葉に詰まっても、ゆっくり話を聞いて下さる優しい方でした。そこで僕は、加藤さんのホームページを見つけた時から思っていた『何故、感覚過敏という周りの人より少し不利的な状態なのに、12歳という若さで起業しようと思ったのか』という事を聞きました。

この質問で加藤さんから1番初めに教えて頂いた事は、“感覚過敏を不利だと思っていない”という事でした。

僕は、感覚過敏の自分が嫌で嫌いでした。
でも、加藤さんは違いました。感覚過敏があったからこそ人の目に見えない辛さに気付く事が出来たり、身近に解決できる事があるとポジティブに考えていました。

人の辛さはその人自身にしか分からないけど、その人を観察して、「〇〇かも…」と考えられるようになり、そこで自分が苦労したり大変だと思った事を加藤さん自身の考え方で課題の解決策を探す。そして、今よりもっと住みやすい世の中を目指していくのが今の加藤さんで、加藤さんの仕事です。

加藤さんの話を聞いて、今の僕には少し難しいけど、明日からは、周りの事を見て少しでも自分が楽しいと思えるような一歩を踏み出してみたいと思いました。