口の中のカメムシ(宮崎市立青島中学校:学生B)

シリーズ1:不自由, スクールコース, 編集の教室, 青島中学校

 僕の不自由なことはキュウリが食べられないことです。そのせいでポテトサラダが食べられないのでこまっています。だけど、酢の物のキュウリは、食べられます。なぜなら、キュウリのにおいがそこまでしないし、後味も酢の味が強くなって、カメムシの味がしないからです。しかし、スシローでイクラを注文したときにキュウリがのっているので、のければなりません。

 実は4歳のころまでは、キュウリが大好きでいつも片手にパリッポリッと食べていました。ある日の夕方、お母さんに夜ご飯を聞いたら「きゅうりとわかめとたこの酢の物」と言われて、とてもうれしくなって、大好きなキュウリをお母さんに内緒でこっそりつまみ食いしようとしたら、急にカメムシの独特のあのにおいが鼻の奥にまでドオーンとしてきました。でも、“大丈夫だ。気のせいだ“とおもってキュウリを口の中にいっぱい入れたら、大好きだったキョウリのにおいが口の中でカメムシのにおいになって全体に広がって、味もどろくさくなって思わずきぜつしそうになりました。

 そのほかに、小学生の時にひいばあちゃんの家に行って、ひいばあちゃんに「大好きなキュウリあるよ」と突然言われて、キュウリが苦手だなぁと思っていた僕は、「今日はいらないよ」と精いっぱいの作り笑顔で返事をしたんだけれど、ひいばあちゃんはそれでも「どうしてね」としつこく聞いてきたので、”キュウリが苦手は気のせいかもしれないな。せっかく作ってくれたからたべなきゃ”とおもいながら食べました…。また、口の中には、泥とカメムシのにおいしかしませんでした。思わず吐いてしましました。そのことをお母さんに話をしたら、「それはきっと嫌いになったんだよ」と言われました。それからは、友達や知り合いの人に嫌いな食べ物を聞かれたら、「嫌いなものは少ないけれど、キュウリだけはダメ」というようになりました。今でも、お母さんには、「少しは食べなさい!」と言われるけれど、あのカメムシのにおいと食感、臭い、後味がダメなんです。
    いつも給食できゅうりの料理が出ると、1番最後まで食べ続けているので早く食べ終わらないかなと毎日思います。

 もしかしたら、昔好きだったキュウリ入りのポテトサラダをお母さんや周りの人の力を借りずに自分で作ればすきになるかもしれません。キュウリを前にするとき、このとき僕は不自由だと思います。