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ばんごはんのこんだて。− 編集の教室(2020年度)レポート

「編集とは一体どんなものだと思う?」

編集の教室。はじめての授業で、参加してくれている中学生のメンバーに、講師の有田が投げかけた問いです。
教室をおこなうZoomの画面は日本の各地をつなぎます。神奈川だったり、兵庫だったり、福岡だったり。東から西まで。有田の問いに対して、液晶越しに届く想像。

「テレビとかYouTube、雑誌や新聞で、編集って言葉を聞く」
「もとの画像や動画や文章を寄り合わせたり、加工したりすることだと思う」

そうです。それもその通りです。だけれど有田の言葉では、編集がこう表現されました。

“編集とは、たとえば、晩ごはんの献立を考えること。”

ばんごはんのこんだて?
一体どういうことなんだって、混乱するかもしれません。編集の話をしていたはずなのに、晩ご飯に飛ぶのかって。
多分、この教室の中では何回もそんなふうに頭がこんがらがります。ひょっとすると今までまったく見なかった世界について、見て、感じて、考えることがあるかもしれません。
編集の教室では文章を書いていくのだけど、きっと、みんなの思考や心は旅にでも出るみたいに、あちこちへおでかけしていくんだと思います。そっと近くにも、ずっと遠くにも向かう気がしています。

もしかしたら、最後には、“晩ご飯の献立”以外の編集が、みんなのなかに出来るのかもしれません。

2020年、9月2日。「編集の教室」がD-stadiumで始まりました。
ひとりひとりいろんな考え方で、無限にある付き合い方で、“編集”ともっとなかよくなる時間をこれから一緒に探していきます。




【編集の教室】
自分を表現する文章を書いてみることからスタートし、全国の面白人にインタビューして記事を書くことに挑戦します。キーワードは「自分の思いを、自分の言葉で、誰かに伝える」。

【講師】
湯川カナ:一般社団法人リベルタ学舎代表・なりわいカンパニー株式会社代表・兵庫県広報官
有田佳浩:コペルニクスデザイン代表・兵庫県編集デザインディレクター



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