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“畳を通じて体験や笑顔を届けたい”、不動産会社を辞め父の畳屋を継いだ「松葉畳店」店主

面白人:松葉知美さん

Dialogue|対話する

 

焼津市出身。「松葉畳店」店主。
畳屋に生まれ、小学校の卒業文集では「女の畳屋さんになって有名になる!」と書く。

いつしか「畳なんてカッコ悪い、ダサい」と感じ、実家が畳屋であることを、恥ずかしく感じていた時期もありました。しかし、一人暮らしのために借りた部屋にも、結婚して新築した家にも、畳の部屋を求めていた。「畳ってなんかいいな」、という思いは、常に心のそばにあリました。

自宅に来た友人から、「畳、いいよねー。おしゃれ」と言われ、すごく嬉しかった。「やっぱり私、畳が好きなんだな」と実感。そんな折、「この人かっこいい生き方しているな」と思っていた、プラントハンターの西畠清順さんの自宅に畳が敷かれていたのをテレビ番組で見て、心がグッと動かされたんです。
やっぱり、畳ってイイ。

父も年老いてきたし、このままでは畳の良さを伝えるチャンスが減ってしまう、という不安に駆られ、一念発起。勤めていた不動産屋を辞め、父の畳屋を継ぐことを決意。
畳の新しいファンづくりのため、 畳の原材料“イ草”を使ったブックカバーやポストカードなどの生活雑貨の制作・販売や、イ草を使った体験型のワークショップなどを開催しています。

でも、雑貨を売りたいわけじゃないんです。畳を通じて「楽しかったな」と思ってもらえる体験や、笑顔を届けたい。その笑顔を見るのが楽しくて、嬉しくて。本当にやりたいことをしているだけです。

畳とは、日本人にとって、ごろごろしてふーっと落ち着けるもの。機能とかじゃない。なんとなく大の字になりたくなっちゃう。そんなもの。 それを、もっともっとたくさんの人に味わってもらいたいです。

 


 

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